◇セルフ・キャリアドックとは
「セルフ・キャリアドック」をご存知ですか。
2016年度から施行された改正職業能力開発促進法によると「企業がその人財育成ビジョン・方針に基づき、キャリアコンサルティング面談と多様なキャリア教育などを組み合わせて、体系的、定期的に従業員の支援を実施し、従業員の主体的なキャリア形成を促進・支援する総合的な取り組み、また、そのための企業内の「仕組み」のことと定義されています。
◇セルフ・キャリアドックの効果
従業員にとっては自らのキャリアを考える事で仕事に対するモチベーションが向上します。
企業にとっては人材の定着や従業員の意識向上を通じて組織が活性化します。
従業員と企業がWinWinの関係を築くことにより経費削減や業績向上に繋がります。
◇セルフ・キャリアドックの実施時期と効果
① 新卒採用者、新規採用者
仕事への向き合い方、取り組む意欲の向上により定着率の向上に繋がります。
② 育児・介護・休業者
育児・介護の不安を取り除き仕事と家庭の両立課題の解決を支援することにより職場復帰率の向上に繋がります。
③ 中堅社員
職業人生の後半戦に向かってキャリアの再構築ができ能力開発の方向付けに繋がります。
④ シニア社員
これまでのキャリアの棚卸と目標の再設定によりセカンドキャリアを見据える事に繋がります。
◇セルフキャリアドックの進め方
① キャリア研修
集合形式で自身のキャリアの棚卸、キャリア目標・アクションプランを、作成することで、多くの従業員に効率的にキャリアを考えるきっかけを提供します。
② キャリアコンサルティング
従業員とキャリアコンサルタントが一対一で面談を行うことで、個別従業員の課題を整理し、解決を支援していきます。
※キャリアコンサルタントは個別従業員との間での守秘義務厳守を原則とします。
③フォローアップ
組織全体で、個別従業員及び組織の課題を解決していきます。
セツフ・キャリアドックを改善しながら継続していくことで企業を元気にしましょう。